みなさま良い夜をお過ごしでしょうか〜
チルカです!
今回も夜に聴きたい曲を5つ選んでみたので、ぜひご覧くださいませ
では、いきましょう!!!
Bialystocks(ビアリストックス)”夜よ”
2019年東京にて結成、音楽の枠を超えた経歴を持つ4人組のバンド
枠を超えたって?そう、彼らは映画「はるねこ」をきっかけにバンドの活動を開始
この映画はボーカルの甫木元空が監督をつとめ、映画の生演奏上映を現在のBialystocksが演奏したのだ
ドラムの武良泰一郎は油絵で個展を出すほどの実力を持ち
ギターの清水大史はアイドルに楽曲を提供
そして、キーボードの菊池剛は本場アメリカでジャズを勉強しバンド全体を優しく音で包み込んでいる
ちなみに監督の甫木はindigo la EndのMVを作ったことでも話題になった人物
映画、美術、音楽と様々な芸術が折り重なった彼らの楽曲は非常に繊細で煌びやかである
目を閉じて聴いてみてください
情景が浮かぶ
たった4分の曲がまるで1本の映画を観ていたかのようで、ラストの30秒にはエンドロールが頭の中に流れていた
始めのアコースティックギターが静かに鳴り、追うようにキーボードとシンバルが合流する
構成を紐解いていくと喜怒哀楽が非常に分かりやすいが故に映画のような雰囲気を匂わせている
この曲はぜひ日々忙しく時間がない人に聴いてもらいたい
たった4分で映画一本を観れるなんてコスパ良くないですか?
田中ヤコブ”today is the day!!!”
続いては田中ヤコブのアルバム「お湯の中のナイフ」からの一曲を紹介しよう
彼はラッキーオールドサンでサポートギターをしている人物である
楽曲はホッとする一面もあるが、どこか孤独を感じさせるものがある
彼のソングライティングは唯一無二であり、メジャーリーガーが草野球をしているように思える(は?)
どの曲を聴いても日常に浸れる自由を感じ取れて不思議な気持ちになれる
田中ヤコブの声は優しいが、コーラスは分厚くそのコントラストが実に面白い
曲始まりのギターと声がユニゾンしている不安な雰囲気から始まるが、解けるようにサビにはその緊張は溶けている
中盤にはなぜか晴れた田んぼ道を歩いている情景が浮かぶ
疲れてるのかな?
いや違う、田中ヤコブが巧妙にこの描写をライティングしているのだろう
bedcover!!”水泳教室”
1999年生まれのヤナセジロウのプロジェクトとして始動
高校生でRO69 JACK for COUNT DOWN JAPANで優勝し、同年のCOUNT DOWN JAPANのステージに立った
ブラックミュージックの影響をふんだんに受けており、ベースラインが気持ちいい
60年代のポップカルチャー理想主義らしく上手く混ざり合っていて、ローファイな音響が独特な空気感を生み出している
新しくも古臭さを感じるサウンドに低めな声色が真夜中に沈むのが想像できる
この曲は低音がかなり聴いているのでヘッドホンは必須!
じっくり聴いてみるとコーラスワークが巧みに入っていることが分かる
betcover!!の曲で多様に使われるのが高低のオクターブを合わせた歌い方なのだがこの水泳教室にも多く使われている
気づいたら口ずさんでしまうサビのメロディーとベースのリフは魔法のようで脳裏に焼き付いてしまう
Rex Orange County”Always”
UKを牽引する新世代のシンガーソングライターとして注目されているアレック・オコナーのプロジェクト
全体の曲は一見レトロに聴こえるが新しい可能性も感じられる
年齢を調べたら1998年生まれ!これまた若い!!
時代の流行は回り回って巡ってきているのはどうやら日本だけではなく海外のこう言った音楽でも同じような現象が起きているようだ
ただ彼の場合は昇華して自分流にしていることがすごい
ストーリー性のある曲を作ることが得意だと言うことがアルバムを通して分かる
さて今回お勧めする曲はバラード調の曲であるAlways
イントロのコーラスがいきなり綺麗に入り、彼の世界観に取り込まれる
四つ打ちのドラムと耳に残るメロディーラインから安らぎを感じざるを得ず、全体をあえてシンプルな構成にすることで聴き手が頭を空っぽにして聴けることがポイント
彼の曲はどれも内なるエネルギーを分け与えてくれる気がして元気が出るのが不思議である
Men I Trust”Numb”
そして最後にカナダのチルアウトなバンドを紹介
特徴はクリーンサウンドにワウを合わせたギターワークにシンプルなドラム、ブリッジミュートをしたベース
そして何よりも注目したいのはボーカルの儚げで消えそうな綺麗な歌声、透明感がありすぎて向こう側が見えている
この組み合わせが実にクセになり作業の邪魔にならないからBGMでよく流してしまう
ただ眠気も確実に招いてくるので注意は必要ではある(笑)
Tailwhipは発表から僅か2ヶ月でSpotifyでの再生回数が200万回を超え、米の人気音楽ブログ“Gorilla vs Bear”では完璧なポップ・ソングと評され2017年のNO.1ソングに選出されるなど注目されている
紹介するこのNumbと言う曲は序盤からMen I Trust節が全開にスタート
ギターのリフと同じメロディーが何度も繰り返しなのだが、なぜか最後まで飽きさせない空気感がある
恐らくこれはベースのラインがあってこその仕組みなのだろう
眠れない夜には無限ループで聴いてみるのもいいかもしれない
まとめ
以上、5曲まとめてみました!
どれもストーリ性を持ったアルバムから抜き取っているので、ぜひ時間があいた時にはアルバム通して聴いてみてください!
では、良い夜をお過ごしください〜
