チルカです!
昨今の焙煎レベルが向上し、お店で飲まずとも家で抽出が可能であれば1杯あたりの値段も安く済みます
いざ、やってみようとネットでドリッパー検索してみると
あれ??こんな種類あるの??!?
そう、年々増えている
そんな初心者の方がドリッパー選びで間違わないために今回まとめてみました!

ドリッパーとは?
簡単に言うと、透過法(ドリップやプルオーバーとも言う)で使用する器具のことである
器具の形状は円錐形や台形などが様々あり
フィルターは主に紙(パルプ紙)を使うが、中にはメタルフィルターを使うこともある
内側にリブがありメーカーによって異なる
早見表
製品名 | 値段 | 抽出時間 | 適応焙煎度 | 初級〜上級 |
---|---|---|---|---|
ハリオ V60 | 1000円未満 | 2分前後 | 浅煎り〜深煎り | 初級〜上級 |
カリタ ウェーブドリッパー | 3000円前後 | 2分30秒前後 | 浅煎り〜深煎り | 中級〜上級 |
ORIGAMI | 3000円前後 | 2分前後 | 浅煎り〜深煎り | 初級〜上級 |
コーノ 名門ドリッパー | 1000円未満 | 3分前後 | 深煎り | 中級〜上級 |
メリタ | 2000円未満 | 2分30秒前後 | 中煎り〜深煎り | 中級〜上級 |
種類
ハリオ V60
言わずと知れた万能ドリッパー!!
正直これを買えば間違いはなく、初心者から上級者まで満遍なく使用されている
プロの半数以上はV60をオーダーで使うほど柔軟性が抜群である
豆の焙煎度合いもオールマイティーに適応しているので1つこれを買えば他はいらないぐらい(笑)
形状は円錐型で中のリブは螺旋状に入っている
穴は中央に1つ大きくあり、落ち切るまでの速度は早めなことから深煎りのコーヒーはやや物足りなさを感じる場合もある
迷ったらこれを買うべきな1つ
カリタ ウェーブドリッパー
比較的歴史は新しめなドリッパー
形状は円錐台で小さな穴が3つある
最大の特徴は専用のペーパーであるウェーブ状に折られた特殊なフィルターを使うところ

ドリッパー側ではなくペーパー側にリブがついている!
これによって空気の層ができ、スラリー(コーヒー粉と液体が混ざった状態)の熱が下がることを防ぐ効果がある
熱が下がるとキナ酸(酸っぱいえぐみのある成分)が発生するので、味が安定しやすい
3つ穴で小さいので、蒸らしも充分にできる初心者からでも扱いやすいドリッパー
ORIGAMI
世界大会で優勝された台湾の選手が使用したことで一躍有名になったドリッパー
美濃焼きで美しくカラーバリエーションが豊富で持っていると愛着が湧くことは間違いはない
形状は円錐形でリブが縦に均等に入っている
ペーパーはなんと円錐用だけでなくウェーブ用のフィルターも使えるという二刀流
だがしかし、ドリッパーの中では値段がそこそこしてしまうので財布に余裕があり本格的に使用したい上にインテリアとしても飾りたい人には向いているかもしれません
コーノ 名門ドリッパー
形状は円錐形で、最大の特徴は真ん中から下にリブがあること
これがあることで液体が下に落ちづらくなりコーヒーの成分が充分に抽出がされる
一貫して抽出の速度は遅く、注ぎ方に練習が必要で中級から上級者にオススメ
浅煎りだとえぐみが出やすいので深煎りの豆に見ているので使用するシーンを選んでしまうことがデメリットにあげられる
正直、初めてのドリッパーには全く向いていないのでオススメしません!!!
メリタ
形状は台形で穴が1つから3つのものがある
歴史は長く昔からある馴染みのドリッパー
リブが言葉で表現することは難しいぐらい細かく計算されている
抽出の仕方が一番簡単にでき、蒸らしをした後に残りの湯を全部投入するといった方法がある
底穴の抽出液が上からの湯量に左右されづらいので初心者向きのドリッパー
ただ若干の渋みのあるしっかりとしたコーヒーができるので注意が必要である
素材
プラスチック
- 安価
- 強度がある
- 熱損失量が少なめ
- 軽い
チープ感はややあるものの扱いやすく値段が安いのが最大の特徴である
これといってデメリットはないが、あえて挙げるとすれば
使用回数が増えると細かい亀裂が生じ、茶渋が染み込んでしまうぐらいである
安価なので買い替えてしまえるので正直あんまり気にすることではない
セラミック
- 高価
- 割れやすい
- 熱損失量がかなり少ない
- 重い
重く扱いが丁重になるが、熱が下がりづらいのが特徴
値段が高いので買うのを躊躇ってしまうが一番美味しく仕上がることは間違いはない
財布に余裕があり、一段上のコーヒを目指す人に向いている
ガラス
- 綺麗
- 割れやすい
- 熱損失量が少なめ
- 重い
正直、割れやすく重く値段もそこそこあるのでデメリットしか思い浮かばないので
買うことはオススメしない
金属
- 丈夫
- 熱損失量が多い
- 値段はそこそこ
- 軽め
全ての材質を比べて一番丈夫で軽く扱いやすい反面
熱が非常に逃げやすいデメリットを抱えている
ウェーブドリッパーは空気の層(魔法瓶と同じ効果)を利用するので克服しているのでオススメだが
それ以外のドリッパーでのステンレスは向いていない
家庭用でハイレベルな味よりも利便性を取る人に向いている
まとめ
以上、種類から素材までまとめてみました!
無難にプラスチックのハリオV60が私はオススメですが、ウェーブドリッパーも安定した抽出が可能なので財布に余裕がある人はいかがでしょうか!
ドリッパーを買ったらスペシャリティコーヒーを飲んでみましょう!

